永代経懇志

永代経とは

永代経(えいたいきょう)とは、「永代読経」の略です。

この寺院が永代に渡り、お念仏のみ教えを伝えていく場所として護持されることを願い、手助けすることを目的として、亡き方やご自身をご縁としておさめる布施を永代経懇志といいます。
近年では、お世継ぎのおられない方が「永代供養」として用いることも増えてきました。

古くより浄土真宗では、「大切な方を亡くされたとき(満中陰49日法要の時)」、「年回忌の法事を終えられたとき」、「お寺への納骨の際」などに故人のお名前で納められる方が多くおられます。

また生前でも納めることができ「帰敬式を受けられたとき」、「退職を機に」などの人生の節目に納める方もおられます。

永代経をご縁として、自身が仏恩報謝の心を表していき、その心はやがて子や孫や後世の人々に受け継がれ、み教えを聞き広めるご縁となりましょう。

「永代経懇志」の金額は決まっていません。財施(お金で納める)の場合と、お仏具やお道具などの物品を納めて頂くこともできます。

一定額以上の懇志を納めていただくと、本堂での掲示や「永代経軸」という大きな掛け軸にお名前が記されます

「永代経法要」の際にはご本堂内陣の右余間に奉献されお勤めが行われます。


『永代経懇志』

・懇志3万円以上より、本堂掲示(一定期間)

・懇志20万円以上より、永代経軸への記入 並びに 本堂掲示(一定期間)

・御仏具や什物などの寄進、本堂寄付額へ記載 並びに 本堂掲示(一定期間)

令和元年より10万を超過分の永代経懇志を本堂修繕寄付扱いとし、本堂の寄付額にもお名前が残されます。

(例)永代経懇志 30万 → 永代経軸への記入、並びに20万の本堂修繕寄付扱いとし寄付額に記載。 


『永代経法要』

毎年6月末に善福寺本堂にて永代経法要をお勤めいたします。永代経をご進納いただいた皆さまは是非ともお参りいただきたい法要です。皆様の懇志により、この法要が営まれす。

どうぞ永代経を機縁に、お念仏のみ教えのご相続を慶ばせていただきましょう。

「永代供養」と「永代経」の違い

「永代供養」とはお世継ぎがいないお家や、家族・親戚が遠方に住むという方に代わって、お寺がお骨を預かり供養することです。

「永代経」とは本来「永代に渡ってお経(仏さまの教え)が後世に伝わりますように」という願いを込めてお寺に納めるご懇志です。そのため生前や跡継ぎがおられる方でも納めることが出来ます。

浄土真宗の教義(教え)において、お骨のみを直接供養・礼拝の対象とすることはありません。なぜなら。仏さまが説かれたお経は全て「生きている者のため」と考えるからです。

したがってお骨を前にしたお勤めも、先立たれた大切な方を偲ばせていただく中で、今を生きる私自身が仏法に出遇わせていただく尊いご縁です。そのためお骨だけを預かり供養(お経を読む)する永代供養という考えはありませんでした。

その代わりとしてお世継ぎがいないお家の方は、お寺への納骨と共に永代経を納める事が増えました。これは後世の人々に仏の教えを伝え、弘める一助となる「仏」として、お骨を預けるということです。

「無縁となり可哀想だから」「故人がうかばれるように」といった、ただ死者を弔うための永代供養ではありません。

永代にお念仏の教えが広がりますようにという遺志を引き受け、尊い御縁を結ぶ仏としてお預かりすることが「浄土真宗の永代供養」「永代経」といえます。

善福寺什物

善福寺に備えられている全ての仏具・物品は、ご門徒の皆様、ご縁のある方々、そして歴代住職や寺族が金品を拠出し、その浄財によって求められた物です。
長い歴史の中でたくさんのお支えを頂いており、皆様には改めて感謝申し上げます。
これまでに故人やご本人をご縁として永代経懇志などをお供え頂き、備えさせて頂いた善福寺什物をご紹介致します。

昭和

昭和52年、小谷辰之助殿。

懇志により欄間が寄進されています。

昭和52年、松下正信殿。

懇志により輪灯1対が寄進されています。

昭和52年、平本ヨシエ殿。

懇志により中尊前金灯篭1対(7寸)が寄進されています。

昭和52年、水草なつゑ殿。

懇志により四具足が寄進されています。

昭和52年、廣島峰一殿。

懇志により両脇段金灯篭2対(6寸)が寄進されています。

昭和52年、原田一郎殿、小林サン殿。懇志により菊灯2脚が寄進されています。

昭和52年、前田萬治・きくゑ殿。懇志により、善福寺家紋入外陣香炉が寄進されています。

昭和53年、平田義治殿。

懇志により、香炉台が寄進されています。

昭和53年、川崎源殿、藤原殿。懇志により、供笥16個が寄進されています。

大正以前

大正11年、田中忠三殿。釋尼妙順百か日にあたり、永代経懇志により上卓用打敷が寄進されています。

高濱フジ殿。永代経懇志により、打敷4枚が寄進されています。