永代経(永代読経)

永代経とは

  • 永代経を納めていただくと「永代経軸」という大きなお掛け軸と「永代経帳」にお名前が記され、永代にお名前が残ります。
    善福寺の永代経には、最も古いもので江戸時代(1700年代)の方々のお名前が残されています。

  • 永代経軸は毎年6月の「永代経法要」の際に本堂内陣へ、善福寺の法物である「宗祖・親鸞聖人」「蓮如上人」「聖徳太子」「七高僧」のお掛軸と共に奉献され、参拝の皆様と読経いたします。

永代読経(えいたいどっきょう) 又は略して 永代経(えいたいきょう)といいます。

永代供養とは言わず、またその意味も少し異なります

お寺が永代にわたり、仏の教えを伝える場として護持されることを願い、手助けすることを目的としておさめるお布施が永代経です。

古くより「大切な方を亡くされ、満中陰・四十九日を終えたとき」、「年回忌の法事を最後とするとき」、「お寺への納骨をするとき」などに故人のお名前で納められる方が多くおられました。

これにより、お寺は末永く存続し、故人のお名前は功労者として永代に残り、私達はその方々のおかげで仏の教えに出会わせていただくのです。

善福寺に現存する最も古い永代経帳の記録は江戸時代(1700年代)のものです。そこにはその時代の方々のお名前が今も残されています。当時の方々の仏様を敬うお気持ちや、仏の教えを、善福寺を、後世へ残したいという尊いお気持ちが、永代経には込められています。

『永代経懇志』

金額に決まりはありません。どんな額からでもお納め頂けます。善福寺が永く護持されるようにとのお気持ちでお納めていただくご懇志です。お仏具やお袈裟などの物品で納めて頂くこともできます。是非ともお寺にご相談ください。

慣例として以下のお扱いとなります。

ご懇志3万円未満、本堂への張り出し(一定期間)

ご懇志3万円以上より、永代経帳(小本)に記載

ご懇志20万円以上より、永代経軸(お掛軸)にお名前(法名)の記入

・お仏具やお袈裟の寄進、本堂寄付額にお名前(俗名)の記入

『永代経法要』

毎年6月に善福寺にて永代経法要をお勤めいたします。

永代経をご進納いただいた皆さまは是非ともお参りいただきたい法要です。皆様のご懇志によりこの法要が営まれます。

どうぞ永代経を機縁に、お念仏のみ教えのご相続を慶ばせていただきましょう。

「永代供養」と「永代経」の違い

「永代供養」とはお世継ぎがいないお家や、家族・親戚が遠方に住むという方に代わって、お寺がお骨を預かり供養することです。

「永代経」とは本来「永代に渡ってお経(仏さまの教え)が後世に伝わりますように」という願いを込めてお寺に納めるご懇志です。そのため生前や跡継ぎがおられる方でも納めることが出来ます。

浄土真宗の教義(教え)において、お骨のみを直接供養・礼拝の対象とすることはありません。なぜなら。仏さまが説かれたお経は全て「生きている者のため」と考えるからです。

したがってお骨を前にしたお勤めも、先立たれた大切な方を偲ばせていただく中で、今を生きる私自身が仏法に出遇わせていただく尊いご縁です。そのためお骨だけを預かり供養(お経を読む)する永代供養という考えはありませんでした。

その代わりとしてお世継ぎがいないお家の方は、お寺への納骨と共に永代経を納める事が増えました。これは後世の人々に仏の教えを伝え、弘める一助となる「仏」として、お骨を預けるということです。

「無縁となり可哀想だから」「故人がうかばれるように」といった、ただ死者を弔うための永代供養ではありません。

永代にお念仏の教えが広がりますようにという遺志を引き受け、尊い御縁を結ぶ仏としてお預かりすることが「浄土真宗の永代供養」「永代経」といえます。

善福寺什物

善福寺に備えられている全ての仏具・物品は、ご門徒の皆様、ご縁のある方々、そして歴代住職や寺族が金品を拠出し、その浄財によって求められた物です。
長い歴史の中でたくさんのお支えを頂いており、皆様には改めて感謝申し上げます。
これまでに故人やご本人をご縁として永代経を納めていただき、備えさせて頂いた善福寺什物をご紹介致します。

昭和・平成

小谷辰之助殿。

懇志により欄間が寄進されています。

松下正信殿。

懇志により輪灯1対が寄進されています。

平本ヨシエ殿。

懇志により中尊前金灯篭1対(7寸)が寄進されています。

水草なつゑ殿。

懇志により四具足が寄進されています。

廣島峰一殿。

懇志により両脇段金灯篭2対(6寸)が寄進されています。

原田一郎殿、小林サン殿。懇志により菊灯2脚が寄進されています。

前田萬治・きくゑ殿。懇志により、善福寺紋入外陣香炉が寄進されています。

平田義治殿。

懇志により、香炉台が寄進されています。

川崎源殿、藤原殿。懇志により、供笥16個が寄進されています。

明治・大正

大正11年、田中忠三殿。釋尼妙順百か日にあたり、永代経懇志により上卓用打敷が寄進されています。

高濱フジ殿。永代経懇志により、打敷4枚が寄進されています。