永代経とは
‐故人さまへの感謝を込めて、永代に読経・おつとめをする‐
‐子々孫々へ、「また会える」という仏さまの教えを伝えていく‐
‐ご先祖が守ってきた教えを伝えるお寺(善福寺)を永代に護持する‐
永代経とはこのような志をもってお寺へ納める護持の為の懇志(お布施)です。
浄土真宗のみ教えは阿弥陀如来のはたらきによって、いのち終えるときにはお浄土で仏さまに生まれるといただきます。
お浄土へ先立った方は、私たちを見守り導いてくださっている仏さまです。
そしてこの私も、いつかはお浄土へ参り、故人さまとも「また会える」いのちを生きています。
浄土真宗の供養とは、この私が仏さまからのメッセージをしっかりと受け取り、それに感謝を示してお念仏を申す礼拝供養です。
永代経によりお寺が永代にわたって法要を行い、それをご縁として仏さまのみ教えが私や大切な方々へと伝わります。
善福寺の永代経は江戸時代(1700年代)の方々からのお名前が今も受け継がれています。
長い歴史をもつ永代経には、先立たれた方を思うお気持ちと、仏さまのみ教えや善福寺を後世へ残したいという尊いお気持ちがたくさん込められています。