まるでミッキー? 洲浜型香炉台 「浄土真宗の仏具」
「ハハッ」と笑い声が聞こえてきそうなシルエット。
まるでミッキーマウスのようなこのお仏具、一体何でしょうか。
実はこれ、香炉を置く台なんです。
この形の香炉台は、洲浜型(すはまがた)香炉台といいます。
洲浜といえば、河と海の境目にある洲、曲面の入り組んだ浜辺のこと。宇都宮の小田氏は、洲浜紋という家紋を用いています。
浄土真宗の本堂でいつからこの形の香炉台が使われる様になったかは不明です。色々調べてみましたが分かりませんでした。
中尊前(阿弥陀様の前)や祖師前(親鸞聖人の前)の正式な香炉台として用いられます。
この洲浜型以外にも梅の花を形どった 梅型香炉台という形もあります。従来あった善福寺の香炉台はこの形です。
この度、二つ新調し中尊前と祖師前に飾っております。古い梅形香炉台は御大前(蓮如上人前)に用いました。
お参りの際は、是非目を凝らしてご覧になってください。
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