善福寺本堂修復工事のお知らせ
ご門徒のみなさまにはすでに書面にてお伝えしておりましたが、善福寺本堂の修繕工事が3月より開始される事となりました。
2018年7月、西日本を襲った度重なる豪雨や台風によって本堂が雨漏りをおこしました。
一乗山善福寺は天正元年(1573年)に初代 教祐(俗名 武田信久)によって開かれ、親鸞聖人のみ教えを伝える「聞法の道場」として、 皆さまに支えられながら400年以上の長い歴史を神戸で歩んで参りました。
現在の本堂は約100年前に元町花隈より現在の地に移転した後の、1976年に一度建てられた鉄筋コンクリート造の本堂であります。築40年ほどではありますが、経年劣化に加えて、1995年に阪神淡路大震災を経験。倒壊は免れたもののやはりその影響が大きかったのでしょう。建付けにも歪みがみられました。
この雨漏りを機に坊守や門徒総代と協議し本堂の修繕を決定。ご門徒である十川工務店様に早急の工事をお願いしておりました。
しかし昨年は大阪・北海道での地震や、日本各地で台風・大雨が頻発し大工さんが足りないとのこと。今年の梅雨には間に合わないかもしれないと伝えられ不安に思っていましたが、なんとか都合をつけてくださり、急ではありますが3月中旬より工事の開始となりました。
すでに足場が組まれ、作業が始まっております。
3月24日、春季彼岸会はこのような状況の最中ではありますが勤修いたします。
善福寺のご門徒の皆さまには何かとご迷惑をお掛けしておりますが、善福寺の本堂が聞法や法要の場所として、また皆様の心の拠りどころとして、 安全に末永く次の世代へと受け継がれていきますように、 何卒、よろしくお願い致します。
善福寺住職 武 昂真
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